ペリカン手術(アゴ下筋肉縛り)

ペリカン手術は、アゴ下のタルミや二重アゴを改善し、首元のラインをシャープに整える手術です。「顎下筋肉縛り」「広頚筋縫縮術」とも呼ばれます。
加齢などが原因で広頚筋(アゴ下から鎖骨にかけて繋がっている首前面の薄い筋肉)がゆるむと、のど袋が大きなペリカンのようにアゴ下が下垂して、フェイスラインが下がって顔が大きく見えます。広頚筋を補強して支えることでアゴ下のふくらみを解消します。
手術は顎下の目立たない部分を切開し、皮膚の下にある皮下脂肪と筋肉の奥にある広頚筋下脂肪を切除します。状態によっては、顎下腺や舌骨を調整して引き上げます。必要に応じて広頚筋を一部切除し、ゆるんで左右に広がった状態を中央に寄せ、締め上げるように縫い合わせて固定します。
術後数日、血腫予防のためドレーン(血抜きの管)を留置することがあります。
併用治療の相乗効果
ペリカン手術で筋肉のゆるみを引き締めた上で、その他の治療を併用するとフェイスラインがよりバランス良くシャープになる相乗効果が生まれます。
フェイスリフトを併用すると、より広い範囲を剥離でき、両側から引き上げる力を中央で逃さないので、フェイスラインをシャープにする効果が高くなります。
脂肪吸引を併用すると、組織を軽くできるため引き上げ効果が高くなります。アゴの脂肪注入やオトガイ形成を併用すると、フェイスラインの長さや角度を補正でき、輪郭のバランスが整います。


効果
手術で広頚筋を補強してアゴ下のタルミや二重アゴを改善し、首元のラインをシャープに整えます。
骨切り手術の後遺症で皮膚が余ってできたタルミにも有効です。
施術時間
2時間程度
痛み
ご希望と体質にあった麻酔を使用します。麻酔を使用するので手術の痛みはありません。手術後は痛み止めを処方します。
術後・生活制限
施術当日にご帰宅可能です。シャワーは当日から、入浴は抜糸後から可能です。
経過・ダウンタイム
施術直後は腫れやむくみが出て、仕上がりの状態よりもふくらんで見えます。術後2〜3日は痛みや内出血、腫れが出るダウンタイムのピークです。
筋肉を処理するため、ダウンタイムは長めになる傾向があります。強い腫れ、広範囲の内出血が出て、落ち着くまでに術後3週間ほどかかることがあります。拘縮(つっぱり感、引きつれ感)が取れるまでに3カ月ほどかかることがあります。皮膚の硬さが取れるまでに6カ月ほどかかることがあります。
注意点・デメリット
激しい運動や長風呂、サウナ、飲酒は術後1週間ほど控えて下さい。禁煙は回復を早めます。術後1カ月ほどは拘縮があり、首を動かしにくくなります。ストレッチやマッサージはせず、安静にしてください。
副作用・リスク
腫れ、痛み、内出血、感染、血腫、変形、硬化、麻痺、感覚低下、瘢痕、呼吸障害