脂肪注入で乳輪を膨らませる

シリコーンバッグ抜去後や、授乳後に弛んだ乳輪に対して、脂肪を注入して張りを回復します。自身の脂肪を吸引し、活性が高まる処理をした後、専用の器械で細かく分散して注入します。脂肪の採取は、痩身の脂肪吸引とは異なる専用の器具を用います。

コンデンスリッチファット

従来の脂肪注入に比べ、純度が高い濃縮された脂肪を使用する脂肪注入です。CRF(コンデンスリッチファット)は、採取した脂肪を外気に触れないまま遠心分離にかけ、死活細胞(死んだ脂肪細胞)、老化細胞(老化して弱った脂肪細胞)、細胞破片、血液、麻酔液などの不純物を除去します。注入した脂肪の生着率が高まり、しこりのリスクを低減します。

シルキーファット(Adinizer、ナノファット、ナノリッチ)

シルキーファットは、アディナイザー(Adinizer)という脂肪濾過器を使用して、脂肪注入治療の質を高め、仕上がりをより滑らかにする脂肪注入です。損傷が少ない脂肪を抽出でき、脂肪を乳化させないため、定着率が向上します。

ピュアグラフト

従来の脂肪注入に比べ、純度が高い濃縮された脂肪を使用する脂肪注入です。ピュアグラフトは、特殊な2枚のフィルターを通して濾過することで不要な組織や水分を除去し、純度の高い濃縮脂肪を精製します。注入した脂肪の生着率が高まり、しこりのリスクを低減します。米国サイトリ・セラピューティクス社の脂肪組織濃縮容器「ピュアグラフト(Puregraft)」を使用します。

効果

注入した脂肪の定着率は4~6割で個人差があります。3~6カ月ほどで定着は安定します。

施術時間

20分程度(脂肪の採取・調合時間は40分程度)

痛み

麻酔を使用するので施術の痛みはありません。術後は痛み止めを処方します。

術後・生活制限

日帰り治療ですので、施術当日にご帰宅可能です。

経過・ダウンタイム

施術直後は腫れやむくみが出て、仕上がりの状態よりもふくらんで見えます。術後2〜3日は痛みや内出血、腫れが出るダウンタイムのピークです。術後2週間ほどで大きな腫れやむくみがなくなり、内出血の黄ばみが薄くなります。術後1カ月ほどで細かな腫れやむくみがなくなり、違和感なくなじんできます。術後3~6カ月で定着が安定します。術後6カ月ほどで、ほぼ仕上がりの状態になります。

注意点・デメリット

術後は安静にし、定着のため注入部位を圧迫しないよう心がけて下さい。注入部位のマッサージを避け、強く押さないで下さい。激しい運動や長風呂、サウナ、飲酒は術後1週間ほど控えて下さい。喫煙は定着率が下がります。
一般に脂肪注入は一度に大量に入れるよりも、1回量を制限して複数回で治療する方が有利です。

副作用・リスク

腫れ、痛み、内出血、感染、血腫、変形、硬化、麻痺、感覚低下、定着不良、シコリ、嚢胞

MAFT-GUN

脂肪を注入する際は、微細注入器MAFT-GUNを併用することができます。1ccを最大240分割して細かく注入できるため、通常の注射器の手打ちに比べ凹凸や血栓のリスクが抑えられ、脂肪の定着率も高くなります。

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