術後の鼻孔を広げる(鼻孔拡大、鼻孔内瘢痕拘縮形成)

術後の鼻孔を広げる(鼻孔拡大、鼻孔内瘢痕拘縮形成)

鼻孔内瘢痕拘縮(びこうないはんこんこうしゅく)は、鼻の手術後の組織が過剰に線維化し、鼻孔(鼻の穴)の内側が硬く縮んだ状態のことです。鼻孔内瘢痕拘縮形成は、変形した鼻、ひきつれ、呼吸のしづらさを改善する他院修正手術です。
瘢痕組織周辺をZ型やW型に切開し、ひきつれを解除します。自家軟骨を移植して鼻の土台を再建し、皮膚を交互に入れ替え、緊張がかからないように張力を分散させて細かく縫い直します。手術で硬くなった組織を緩め、組織の柔軟性を取り戻します。歪んだ鼻先や鼻翼の位置を元に戻し、左右差を整え、鼻孔を広げて通気性を確保します。移植する皮膚や軟骨が不足している場合は、耳の後ろなどから採取します。デザインは、切り取れる皮膚や使える組織がどの程度残っているかなどにより調整します。
他院修正手術が受けられるのは、基本的に術後半年以降となります。

こんな方におすすめ

  • 他院術後に鼻が縮んだ
  • 鼻が短くなった(豚鼻)
  • 鼻の穴が狭くなった
  • 極端な左右非対称になった
  • 表情を作る時に引きつれがある

効果

他院術後に硬く縮んで変形した鼻の穴、ひきつれ、呼吸のしづらさを改善します。

施術時間

30~60分程度

痛み

ご希望と体質にあった麻酔を使用して痛みを最小限にします。術後は痛み止めを処方します。

術後・生活制限

施術当日にご帰宅可能です。シャワーは当日から、入浴は抜糸後から可能です。
鼻はなるべく安静にして下さい。
飲酒・喫煙は術後の回復を妨げるため、できるだけ控えてください。

経過・ダウンタイム

術後数日は、腫れが出て仕上りよりも太く大きく見えます。術後、青ずみ・黄ばみが出ることがありますが自然に回復します。

注意点・デメリット

他院修正は初回の手術よりもリスクが高く、ダウンタイムが長引く傾向にあります。
壊死などの危険を回避するため、治療には限度があります。鼻の孔の中を操作しますので、傷の治りが悪い場合は通気や嗅覚が部分的に低下する可能性があります。

副作用・リスク

腫れ、痛み、内出血、感染、血腫、変形、硬化、麻痺、感覚低下、瘢痕

よくある質問

どのくらい希望通りの形に治りますか?
他院修正は初回の手術よりもリスクが高く、治療の限度があります。状態に応じて、できること・できないことを確認する作業になりますので、カウンセリングの際に医師にご確認ください。
今すぐ手術できますか?
組織が再手術できる状態に回復するまでに、術後半年ほどかかります。すぐに治したいのは他院修正を望む方に共通する気持ちですが、診察を受け、今より安全に治せる時期が来ることに希望を持っていただければと思います。
移植するのは自分の軟骨ですか?
自身の耳の裏などから採取した軟骨を使用します。他人の軟骨(他家軟骨・バンク軟骨)は使用しません。

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