鼻柱を下げる(鼻柱下降術)

鼻柱を下げる(鼻柱下降術)鼻柱を整える軟骨移植手術

鼻柱下降(びちゅうかこう)は、鼻柱(鼻の穴を左右に分けている中央の壁の外側)を下方(唇側)に引き出し、鼻柱が鼻翼(小鼻)に比べて上方に引っ込んでいる(めり込んでいる)状態を改善する手術です。鼻柱と小鼻の位置関係を逆三角形のラインに変え、正面から見た鼻の穴の露出を抑えて豚鼻を和らげ、鼻先が少し上を向いた上品な横顔に整えます。

鼻柱下降術の解説イラスト1(AI生成)
鼻柱下降術の解説イラスト2(AI生成)
鼻柱下降術の解説イラスト3(AI生成)

手術は、自身の耳介軟骨を耳の後ろから採取し、鼻柱の皮膚の下に移植して固定します。鼻の穴の中を切開する「クローズ法」と、鼻柱の皮膚を切開する「オープン法」があります。クローズ法は傷跡がほとんど目立ちませんが、矯正できる範囲は限定的です。オープン法は傷跡が残りますが、矯正できる範囲は広くなります。どちらが適しているかは、鼻の角度や位置、皮膚や骨の状態、治療歴、年齢なども関わってきます。鼻はわずかな変化で印象が変わりやすく、満足度も変わりやすいので、医師にご希望の仕上がりを詳しくお伝えください。

術後は触ったときに硬さを感じることがあります。鼻先が丸い方はむしろ鼻が大きく見えてしまいますが、鼻先を縮小する施術を併用してバランスを整えることは可能です。

こんな方におすすめ

  • 小鼻に対して鼻柱が上にある
  • 鼻が短く見える
  • 豚鼻に見える

鼻柱下降と鼻中隔延長の違い

鼻柱下降は鼻柱基部(付け根)の位置を下に移動するのに対し、鼻中隔延長は基部から鼻先まで鼻柱全体を伸ばして下げます。鼻柱下降術は小さな変化でバランスを整えて鼻の穴を目立たなくするのに対し、鼻中隔延長は大きな変化で鼻を長くしてアップノーズを改善します。

効果

ご希望の形状に鼻を整えます。
自家組織は少し吸収されますので、派手な鼻ではなく、自然な鼻筋を望む方に適しています。

施術時間

30~60分程度

痛み

ご希望と体質にあった麻酔を使用して痛みを最小限にします。術後は痛み止めを処方します。

術後・生活制限

施術当日にご帰宅可能です。シャワーは当日から、入浴は抜糸後から可能です。
鼻はなるべく安静にして下さい。

経過・ダウンタイム

術後数日は、腫れが出て仕上りよりも太く高く見えます。術後、青ずみ・黄ばみが出ることがありますが自然に回復します。

注意点・デメリット

過度に下げると不自然ですので、治療には限度があります。鼻の孔の中を操作しますので、傷の治りが悪い場合は通気や嗅覚が部分的に低下する可能性があります。

副作用・リスク

腫れ、痛み、内出血、感染、血腫、変形、硬化、麻痺、感覚低下、瘢痕

よくある質問

傷跡を残さずに手術できますか?
切開する治療なので、傷跡を全く残さないことは不可能です。目立ちにくくすることは可能です。状態に応じて処理の仕方が変わりますので、カウンセリングの際に医師にご確認ください。
移植するのは自分の軟骨ですか?
自身の耳の裏から採取した軟骨を使用します。採取量は少量で、採取部位は耳の裏のため傷跡は目立ちません。他人の軟骨(他家軟骨・バンク軟骨)は使用しません。
効果は半永久ですか?
切除を伴う手術なので、効果の持続期間は長いです。鼻中隔延長と比べると、少し後戻りは出やすくなります。

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